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ジオドライブガイド 蔵柱川流域探訪

このエリアについて

高山市上宝町蔵柱川流域には、南部に6500万年前に活動した大雨見山火山が溶岩、凝灰岩を堆積させています。
その下には古生代に大陸棚のようなところで堆積した飛騨外縁帯とよばれる地層が分布しています。
北部には飛騨花こう岩類という、日本列島が大陸とつながっていた証拠となる岩石が分布しています。
堂殿付近には恐竜時代の地層、手取層群の露頭もあり、平瀬地区の谷には江戸時代の金鉱山跡もあります。
田谷地区には京都大学の施設で、昭和40年に地殻変動を精密に観測するための上宝観測所蔵柱観測坑が設置されています。

ジオドライブガイド 蔵柱・本郷探訪マップ

石仏と奇岩群

石仏と奇岩群の風景6500万年前に活動した大雨見山火山の溶岩が、節理と風化・浸食により奇岩の群れを作り出しています。
最も特徴的なのが、あたかも仏像のようになった石仏岩です。
この岩をはじめとして、その右側、仏器岩、屏風岩、駒掛岩、鏡岩、箪笥岩と並びます。
岩の表面には玉髄が散らばり、つぶつぶした突起が見られます。

穂高連峰

穂高連峰の風景石浦地区公民館の前からは穂高連峰を眺めることができます。
特にジャンダルムの全体の姿を見ることができる数少ない場所です。
飛騨山脈が急激に上昇したことを考え合わせると、地表を突き破ってせりあがってきたばかりの岩肌を感じさせます。

堂殿れき岩

堂殿れき岩の風景堂殿の明ヶ谷合流部付近河床には、きれいなれき岩が露出しています。
地質図で見ると恐竜の化石が発見されることで知られる手取層群となっています。
れきを見ると、花こう岩と玄武岩が多く見られますが、手取層の特徴ともいうべき花こう岩が風化してできたオーソコーツァイトが見あたりません。
気になる地層です。

優黒色泥岩

優黒色泥岩の風景蔵柱堂殿地区にある橋戸橋あたりの河床に真っ黒な泥岩が顔を出しています。 
堆積岩の色は、堆積した時期の環境を示しています。このように真っ黒な堆積岩が生まれたときは、大規模な酸素欠乏状態だったと考えられています。
大規模な酸欠は2億5千年前の海洋底の美濃帯地層で多く現れます。この地層も2億5千年前の可能性があります。

鳴滝

鳴滝の風景蔵柱川は本郷河岸段丘の上を流れず、段丘の南西側を下って高原川に合流します。高山市上宝支所の南南西700m付近の蔵柱川に鳴滝があります。
この滝は大陸の花こう岩からできた飛騨帯の花こう岩と古生代の地層の境目にあります。
風化した花こう岩は浸食され、古生代の堆積岩は残ったため段差ができ、そこが滝になっています。
この滝にはガオロ(かっぱ)の恩返しの昔話が残されています。

本郷河岸段丘

本郷河岸段丘の風景食味日本一のお米の代表的産地は、この河岸段丘の水田です。
この段丘は焼岳火山群の噴出物が大量に流出して形成されたと考えられています。
段丘は複数の平面を構成しています。

周辺のジオサイト 石仏と奇岩群について
周辺のジオサイト 本郷河岸段丘について
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